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革靴とビリヤード

スポーツ&味覚の秋!皆さんいかがお過ごしですか~?
私は、お天気が良ければ・・・海に出かけて~美味しい魚を確保する!
雨が降れば・・・メンタル・スポーツ(ビリヤード)に精を出しています。
私は、高校生の時に「革靴を履いて出来るキュー・スポーツ(ビリヤード)」と出合い・・・
ビリヤードから「革」の持つ柔軟性と耐久性を知りました。

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ビリヤード・プレイヤーなら誰でも知っている事ですが、ビリヤードのボールに唯一触れる部分を、ティップ(Tip)と呼びます。一般の人には「木製の棒の先に着いている黒いヤツの事ですよ~」と説明すれば大抵の人は「あ~黒いゴム?みたいなヤツでしょう?」と返答されますが・・・実は「黒いゴム?」の正体は、動物の「皮」から作られた「革製品」でシャツの釦(9mm~14mm)程の大きさに加工された「革製品」です。

ティップ(Tip)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%97_(%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%89)

ティップは、ボールを撞く事で硬さや形状が常に変化しますので、プレイヤーは自分の好みの状態を、維持する事にかなり「気」を使っています。ティップを選ぶ知識やメンテナンスをサポートしてくれる「職人さん」が必要なのは言うまでも有りません。

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革靴の底と同じ材料が、ティップにも使われている事を知った靴好きの私は、「革靴を履いて出来るキュー・スポーツ(ビリヤード)」がますます好きになりました。
「コツコツ」と響く革底の靴音と、ビリヤードの手玉を撞いた時の「あの音」は同じ「革」が生み出した音色だったのです。

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しかし、1980年代から良い牛革が入手困難になった為、豚革を使った新たなタップ作りが始まっていたようです。ティップ・メーカー「毛利工房」に興味深い記事が有りましたので紹介させて頂きます。

http://www.moori-kooboo.com/essay/1st  -積層について/
http://www.moori-kooboo.com/essay/2nd  -一枚革について/

一方、アパレル業界でも1990年代から革製品の品質が落ちたと言う話を良く耳にしました。私も実際に、革靴の劣化スピードが明らかに速く感じられましたが、その理由は・・・
使う側(消費者)の革製品に対する知識や手入れ方法が問題なのか?革製品自体の問題なのか?疑問に思う事が多くなりましたが・・・当時は、ネットなどで情報を集める事が出来なかったので、「原因不明のまま」月日は流れました。

コノリーレザー(Connolly Leather )
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B6%E3%83%BC

ロールス・ロイスのレザー
http://auto.ultimative.org/2014/rolls-royce-leather-from-connolly-to-hewa-leder/

そして、BSE問題が社会に広がった頃から、もともと、肉食に対して抵抗が有った私は
食品業界に対しての不信感が一気に高まり、自分がなぜ肉食に抵抗が有ったのか?
本当に必要な食べ物(正食)とは何なのか?今までの一般的な常識を見直す事で、
自分なりの答えに辿り着きました。

BSE問題 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/BSE%E5%95%8F%E9%A1%8C

当時、バイト先の師匠が履いていた黒のウィングチップがカッコ良すぎたのが原因で・・・
高校生の頃から既製品の革靴では満足出来なかった私は、オーダーシューズに憧れるようになりました。(今思えば、生意気な高校生ですね!)
そしてアパレルメーカーに勤務して必然的に出会ったのが「靴の師匠」です。

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牛革のスェード、ベロア、ヌバック、通常では入手困難な、リザード・シャークスキン・ハラコ・ガルーシャ・クロコ・オーストレッグ・エレファント・etc・・・私は、「靴の師匠」のお陰で沢山の革靴と出合う事が出来ました。そして、この経験は「バイヤー」と言う仕事に大いに活かされました。靴職人の家庭で育った「靴の師匠」は、天職としての「技」を叩き込まれ、現在でも腕を磨き続けています。全工程を一人で行う事(ベンチ・メイド)が出来る本物の靴職人です。私は、その途方も無い年月を実際に見て来ました。

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写真の靴は、私が「靴の師匠」に初めて作って頂いたゴートスキン(山羊革)のプレーントゥです。映画の中で見たチャップリンのスタイルは、ダボダボのパンツに、小さなジャケット!足元には・・・丸い靴!この不真面目な着こなし方は、真面目なスーツに真面目な革靴に飽きた私の心に火を付けました!出来るだけ丸い革靴が欲しかったので、無理なお願いをして特別に私用の木型を作って頂き・・・№80と呼ばれる木型が誕生しました!

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No.80 リザードのプレーントゥ です!

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いつかは、JAP’S のお客様の為に「作って欲しいな~」と・・・
何度もお願いに伺い・・・思い続けていました!そして、終に「片思いの願い」が叶う日が訪れ・・・「JAP’S の定番」として作って頂ける事になりました。

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日本人の足を知っている「靴の師匠」が作った木型で仕上げたホール・カットは、素晴らしい完成度です。

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願い続ける事で道が開けるのですね!神様、有難うございます!

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