« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »

2011年7月

生成り

服作りの仕事を始めた頃から高級品らしく厚化粧されたプリント生地や後染めの生地には魅力を感じませんでしたが・・・何故か帆布やシーチングと呼ばれる生地には、素朴な可愛らしさと懐かしさを感じていました。

Cimg5179

生成り(なまなり)と言う名前の通り、後加工(プリントや染色)される前の生まれたままの生地は、使われた糸の良し悪しがもろに出る為・・・そのまま使える生地はかなり少ないのが現状です。天然繊維をそのまま染色せずに織られた生地は山のように作られた生地スワッチの中では地味で目立つ事も有りませんが・・・中には絶世の美女?が隠れている事もあります。

Cimg5152

私がお洒落に興味を持った少年時代に購入した夏のスーツが偶然にも生成りのシルク素材でした。勿論、その頃は素材の事には無知でしたが正しく一目惚れでした!真夏に汗を掻きながら・・・背伸びして大人の男を演じて着ていたスーツの着心地は最高で、汚れてもそれ程気にならない自然な色と風合いもお気に入りでした。

Cimg5106

決して、主役では有りませんが・・・その後も麻のジャケットやパンツ、綿のニットやシャツ等・・・天然素材ならではのバランスの良い生成りの服たちと出会い生成りの魅力にハマッテ行きました。もともと、染色も人工的な加工もされていない生地は手荒な扱いをしても変化が少ないのもお気に入りの理由です。生成りのアイテムはやはり洗いざらしがカッコイイですね。

Cimg5182

Cimg5172

しかし今思えば・・柔道着や体育館にあったマット・・ヨットの帆や油絵のキャンバス・・。汗をかきながら遊んでいたあの頃に、出会っていたのですね。

★毎年、汗をかくこの季節になると・・・生成りの服を着て出かけたくなるのは私だけでしょうか??

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年6月 | トップページ | 2011年8月 »